- 西宮市で肥満外来をお探しの方へ
- なぜ今、肥満治療が必要なのか
- 肥満外来の対象となる方
- 肥満外来を保険適用で受けるには?
対象になる条件 - 肥満外来では何をするの?
治療内容と当院の取り組み - 肥満外来で受けられる
自費オプション検査・治療 - ご相談・ご予約について
西宮市で肥満外来を
お探しの方へ
「痩せたいのに痩せられない」そんなお悩みに、専門医が寄り添います
食事制限や運動を頑張っているのに、なかなか体重が減らない。一度は痩せても、気づけばすぐリバウンドしてしまう。そんなご相談を、私たちは日々たくさんお受けしています。
肥満は見た目だけの問題ではありません。実際、私たちが診察の中でよくお会いするのは、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を背景に、体重管理に悩まれている方々です。当院では、肥満外来の専門的な視点から、一人ひとりに合わせた健康的な減量サポートを行っています。
「これまでうまくいかなかったけれど、今度こそ変わりたい」そんな想いを、私たちは全力で応援します。身体の状態や生活リズムを丁寧にうかがい、医学的根拠に基づいた無理のないダイエットプランをご提案しますので、どうぞ安心してご相談ください。
一緒に「継続できる健康づくり」を目指していきましょう。
なぜ今、肥満治療が必要なのか
肥満は見た目や体重の問題だけではなく、心臓や血管、関節、日常生活の質に大きな影響を与えることがわかっています。近年の研究では、適切な治療によって心血管疾患や関節痛のリスクを減らし、健康寿命を延ばせることが示されています。当院では医学的エビデンスに基づき、内科・整形外科の視点から総合的な肥満治療を行っています。
心血管疾患のリスク低減
ウゴービを週1回投与したSELECT試験では、糖尿病のない肥満者でも心筋梗塞・脳卒中・心血管死のリスクが 20% 低減しました。
※ウゴービについては、下記で詳しくご紹介しています。
▶ウゴービについて
心不全・腰膝痛の改善
肥満を伴うHFpEF(拡張不全型心不全)で症状と予後を改善し、膝の変形性関節症の痛みも軽減する可能性が報告されています。
整形外科領域への波及効果
体重1 kg減で膝関節にかかる負荷は歩行で約3 kg、階段昇降で約5 kg軽くなります。腰でも同様の報告があり、個人差や動作条件により幅がありますが、減量は確実に膝・腰への負担を減らすエビデンスが多数報告されています。当院のリハビリと組み合わせることで、腰・膝の痛みの根本解決を図ります。
肥満外来の対象となる方
- 健康診断でBMIが高めと指摘された
- 糖尿病や高血圧などの生活習慣病をお持ちの方
- 無理なダイエットを繰り返してリバウンドしている方
- 将来の健康リスクを減らしたい方
- 医師のサポートのもと、安全に痩せたい方
肥満外来を保険適用で受けるには?
対象になる条件
「肥満外来って保険で受けられるの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。実は、すべての肥満治療が保険適用になるわけではありません。以下のような条件に該当する場合に、医師の診断のもと保険診療として受けていただくことが可能です。
- BMIが25以上で、医学的に「肥満症」と診断された方
- BMIが35以上の高度肥満に該当する方
- 糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を合併している方
- 肥満が原因で膝や腰の痛み、月経異常、睡眠障害などの健康問題がある方
「見た目を変えたい」といった美容目的の場合は保険適用の対象外ですが、「健康のために痩せたい」という真剣なお気持ちは、私たちがしっかり受け止めます。
また、当院では保険診療と自費診療の混合は行っておりません。ご希望の治療が保険対象になるかどうかは、初診時の診察・問診にて医師が判断いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
BMI(肥満度)の目安
BMI(kg/m²) | 判定 |
---|---|
18.5 ~ 24.9 | 普通体重 |
25.0 ~ 29.9 | 肥満(1度) |
30.0 ~ 34.9 | 肥満(2度) |
35.0 以上 | 肥満(3度以上) |
「最近ちょっと体重が気になる…」「このままで大丈夫かな?」と感じたときが、体と向き合うタイミングです。早めに医師に相談することで、生活習慣病の予防や将来の健康づくりにもつながります。
肥満外来では何をするの?
治療内容と当院の取り組み
肥満外来では、主に食事療法や運動療法を中心に、必要に応じて薬物療法を組み合わせながら、健康的な減量をサポートします。
当院では、まず生活習慣の見直しを第一のステップと考えています。患者様一人ひとりの体質や生活背景に応じて、無理のない改善プランを一緒に考えていきます。
食事と運動のちょっとした
工夫から始めます
「厳しい制限」や「特別な運動」ではなく、日常生活に無理なく取り入れられる方法をご提案しています。体重の記録や食習慣のチェックを通じて、自分のからだと向き合う習慣づくりから始めます。また、食事メニューや適正なカロリー数などもご提案させていただきます。カフェスペースに管理栄養士が常勤していますので、ちょっとした相談もいつでもおっしゃって下さい。
筋肉を落とさないことが
大切です
減量中は、筋肉量の低下に注意が必要です。筋肉が減ると、見た目の変化はあっても基礎代謝が落ち、「隠れ肥満」やリバウンドの原因になることも。当院では、筋肉を保つための運動や基礎代謝を上げる「減量リハビリ」を行います。
継続できるからこそ、
結果が出ます
体重や健康状態を定期的にチェックしながら、「続けられる方法で確実に変える」をモットーにサポートいたします。「痩せること」がゴールではなく、その先の健康や快適な毎日のために。西宮市で肥満に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
肥満外来で受けられる
自費オプション検査・治療
当院では、健康的な体重管理をサポートするため、保険診療に加えて自費でのオプション検査・治療もご用意しています。
ご希望や体質に応じて、より個別性の高いアプローチが可能です。
自費リハビリによるリコンディショニング
なかしま内科循環器・整形外科クリニックでは、通常のリハビリに加えて、自費診療のリハビリプログラムもご用意しています。
いくつかメニューの例を紹介いたします。
レッドコードを使ったリハビリメニュー
肥満により、【膝】【腰】【股関節】が痛い方も安全に運動できる様に、「レッドコード」と呼ばれる紐で体重を預けながらリハビリを行いますので、運動に自信がない方も大丈夫。
バイクトレーニング
適正な心拍数を心電図で測定しながら行うバイクトレーニングでは、患者様それぞれの方の体力に合わせて安全に最適な負荷のトレーニングが可能です。グループレッスン、個人レッスンどちらも可能ですのでお気軽にお尋ねください。
自費診療によるGLP-1製剤の処方
食欲を抑えるホルモン「GLP-1」に作用する注射薬は、近年肥満治療の新しい選択肢として注目されています。当院では、以下のGLP-1受容体作動薬を自費診療にて処方しております。
マンジャロ
週1回の皮下注射です。GLP-1とGIPという2つのホルモンに作用し、食欲の抑制と血糖コントロールを同時にサポート。肥満・2型糖尿病に対する効果が報告されています。
ウゴービ
GLP-1受容体に特化した週1回の注射製剤です。米国FDAで肥満症治療薬として承認されており、特に高度肥満の方や生活習慣改善だけでは減量が難しい方に適しています。
※いずれも医師の診察により適応を判断し、副作用や注意事項を十分ご説明した上で処方いたします。
「もう一人では頑張れない」「でも、まだ諦めたくない」そんな想いを抱えている方へ、GLP-1製剤という選択肢もあります。医師がしっかりご説明しながら、無理のない方法をご提案いたします。
ご相談・ご予約について
当院では、初診時にしっかりとお話を伺い、必要に応じて血液検査や身体計測を行います。お薬手帳や健診結果などをお持ちの方は、ぜひご持参ください。
肥満にともなう健康リスクや合併症の有無を確認しながら、お一人おひとりに合った治療をご提案いたします。
無理な制限ではなく、続けられる工夫を。生活習慣の見直しから、薬や自費診療まで、状況に応じて柔軟に対応しています。
「一人ではなかなか続かない」「そろそろ本気で体を変えたい」そんな思いが芽生えたときが、はじめどきです。
私たちは、あなたの一歩を、無理なく、確かな変化へとつなげるお手伝いをいたします。
まずは、気軽にご相談ください。